新川柳作記念館 Ryusaku Shinkawa Memorial

ACE

山田無文老大師のお教え

無文老大師の書「一以貫之」

無文老大師に初めてお目にかかったのは、一燈園での講話をお聞きした時で、それ以降親しくお付き合いをいただきました。1973年(昭和48年)5月のエース東京店新築に際して無文老大師より「和顔愛語」の書をいただきました。鮮やかで力強く大書きされたこの書は新社屋に掲げられ、国内のみならず海外の客人からも絶賛を博しました。

無文老大師から頂戴した言葉の中で私がことのほか感激しているものに「一を以て之を貫く」があります。折から経済界では多角経営流行で、一業に専念する企業は能なし、時代遅れという風潮もあり、実際エース社内でも多角化を言う声もありました。しかし私は、かばんひと筋に生きることが報恩の道と思い定めていましたから、私にはかばんひと筋の道しかない、この道を天職と心得て一層努力精進していこう、と改めて固く決心したのです。


 吉川英治先生の  「我以外皆我師也」
 西田天香師の   「商事是亦報恩道」
 山田無文老大師の 「一以貫之」


この三つのお教えが私の人生の指針です。よき教えに導かれて、残る人生の一日一日を大切に、他の人のお役に立ちたいものと願い念じて、日々頑張っているのです。